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環境への取り組み

地球環境問題とはーーー

 私たちを取り巻く地球の環境は、人間の生産活動に必要な原材料を提供するとともに、それによって生じる様々な不用物や汚染物質を受け入れ、同化するという役割を果たしてきました。しかし、産業革命以降、人間の生産活動が急激なスピードで拡大した結果、排出される不用物の量も飛躍的に増加し、また、容易には分解されない汚染物質が環境に捨てられるなど、地球の環境にも様々な影響が現れるようになり、今日、地球環境問題として認識されるようになりました。地球環境問題には様々なものがありますが、典型的なものとして次の9つが挙げられます。
1. 地球の温暖化、
2. オゾン層の破壊、
3. 酸性雨、
4. 森林(特に熱帯林)の減少、
5.野生生物の種(生物多様性)の減少、
6. 砂漠化、
7. 海洋汚染、
8. 有害廃棄物の越境移動、
9. 開発途上国における環境問題

■大問題その1---地球の温暖化

(1) 地球温暖化とは?

 地球温暖化とは、人の活動に伴って発生する温室効果ガスが大気中の温室効果ガスの濃度を増加させることにより、地表近くの温度が上昇することをいいます。温室効果ガスにはメタン、亜酸化窒素、フロン類などの種類がありますが、最も代表的なものは二酸化炭素です。二酸化炭素の大気中濃度は、産業革命前は280ppm前後でほぼ安定していましたが、産業革命以後急激に上昇し、現在は約370ppmと3割程度増加しており、このままでいくと21世紀末には540~970ppmになると予想されています。地表の温度はこの100年間で0.3~0.6℃上昇しているといわれていますが、地球の長い歴史から見ても100年という短期間でこれほど気温が上昇した例はなく、温室効果ガスの増加が地球温暖化問題を引き起こしています。

(2) 地球温暖化の影響は?

 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の予測では、現状のままで推移すれば、地表の平均温度は21世紀末までに1.4~5.8℃上昇し、このような温暖化は地球環境に大きな影響を及ぼします。特に、樹木は100年という短期間における気温上昇のスピードに適応することができないため、大きな打撃を受けることが予想され、その影響はそこで生活する他の動植物にも及びます。また、地球温暖化が進むと、氷河の融解や海水の膨張などにより、海面が上昇します。IPCCの予測では21世紀末までに9~88㎝上昇し、島国や低地に住む人々にとっては深刻な問題が訪れます。
 これ以外にも、降水パターンの変化による自然災害の多発化、世界の穀倉地帯の乾燥化による食糧生産への影響、動物媒介性感染症の流行地域の拡大など、様々な影響の可能性がでます。 二酸化炭素

■大問題その2---オゾン層の破壊

(1) オゾン層とは?

 オゾンとは、酸素原子3個からなる酸化作用の強い気体です。地上から10~50㎞上空の成層圏では、紫外線の働きにより酸素分子からオゾンが生成されており、このオゾンの多い層のことをオゾン層と呼んでいます。オゾン層は、太陽からの有害な紫外線のほとんどを吸収しており、私たち地球上の生物にとっていわば「宇宙服」のような役割を果たしています。

(2) オゾン層の破壊とは?

 1980年代半ば、南極上空のオゾン層に穴があいたように見える「オゾンホール」が発見されました。その原因として考えられているのが、フロンなどから発生した塩素や臭素によるオゾン層の破壊です。フロンは1928年に冷蔵庫の冷媒として発明された塩素、炭素、フッ素からなる人工的な物質で、その安定性の高さから冷媒、発泡剤、洗浄剤などの用途に広く使われてきましたが、大気中に放出されると、長い時間をかけて成層圏に到達し、オゾン層を破壊します。オゾン層の破壊は低緯度では影響が少ないものの、ほぼ全地球的に進行が確認されています。オゾン層が破壊されると、地表に到達する有害な紫外線の量が増加し、皮膚がんや白内障の増加といった人の健康や生態系へ影響を及ぼします。

(3) フロンの回収

 1974年カリフォルニア大学ローランド教授がフロンによるオゾン層の減少と人類生態系に与える影響を指摘したことを受け、1987年モントリオール議定書で国際的にフロン等の生産、削減が義務付けられ、先進国では1995年末でフロン(CFC)の生産が全廃されました。日本においても、1988年オゾン層保護法が、2001年フロン回収破壊法が制定されたことなどにより、特定フロンの生産全廃、フロン類の放出抑制や回収などが義務付けられることとなりました。しかし守らない大国も存在します。

■大問題その3---酸性雨

(1) 酸性雨とは?

 雨は、大気中に含まれる二酸化炭素などが自然に溶け込み弱い酸性になる場合があります。しかし、工場等のばい煙や自動車の排気ガスに含まれる硫黄酸化物や窒素酸化物から変化した硫酸イオンや硝酸イオンが取り込まれることにより、雨の酸性度は高まります。一般的には、pH5.6以下となった雨を酸性雨といいます。酸性雨の原因となる硫黄酸化物や窒素酸化物は、大気中に放出されてから酸性雨として降ってくるまでに、国境を越えて数千㎞も運ばれることがありますので、地球環境問題の一つです。

(2) 酸性雨の影響は?

 酸性雨により、河川や湖沼が酸性化して魚類などに影響を及ぼしたり、土壌が酸性化して植物の成育不良の原因です。特に被害が大きいのはヨーロッパや北アメリカで、ドイツのシュバルツバルト(黒い森)における針葉樹の大規模な枯死についても、酸性雨の影響がでています。このほか、金属や大理石などを腐食させ、建造物や文化的遺産などにも大きな被害を与えています。

■大問題その4---森林(特に熱帯林)の減少

 森林は、木材や医薬品の原料などの非木材生産物の供給源であるとともに、土壌の保全、水源かん養や二酸化炭素の吸収・固定などの環境調整機能を有しており、また、多くの野生生物に生息地を提供するなど、地球環境の維持に大きな役割を果たしています。しかし、世界の森林面積は1990年から2000年の間だけでも9,400万ha、日本の面積の約2.5倍もの大規模な森林が失われました。熱帯林が破壊され減少する原因としては、放牧地・農地への転換、過度の薪炭材採取、不適切な商業伐採などが考えられます。 森林

■大問題その5---野生生物の種(生物多様性)の減少

 野生生物種の減少は、乱獲や密猟の他に、森林の減少や海洋汚染等による生息域の減少、地球温暖化や酸性雨による環境破壊といった、他の地球環境問題による影響も大きな要因となって起こっています。 野生生物種が減少すると、観光資源や遺伝子資源に深刻な影響を与えるだけでなく、様々な生物種の微妙なバランスの上に成り立っている地球環境の崩壊を招来します。

■大問題その6---砂漠化

 現在、地球上の陸地の約25%が砂漠化の影響を受けているといわれています。砂漠化の原因としては、干ばつなどの気候的要因のほかに、放牧地の再生能力を超えた家畜の放牧、休耕期間の短縮等による地力の低下や薪炭材の過剰採取などの人為的要因があります。砂漠化が進むと、牧草地や農地の生産力を低下させ、深刻な食料不足をもたらすとともに、生物多様性の喪失や気候変動といった社会・自然への影響が次の砂漠化をひきおこし、この悪循環によって砂漠化がどんどん拡大してしまいます。

■大問題その7---海洋汚染

 海洋汚染は、河川や大気を通じた陸地からの汚染物質の流入、船舶事故や石油等の海底資源の開発に伴う油の流出、廃棄物の海洋投棄といった様々な人為的要因により進行しています。地表の7割を占める海洋の浄化機能にもかかわらず、深刻な汚染が外洋においても顕在化する現状は、危機的な状況にあるとも考えられ、漁業資源や観光資源の喪失、生態系の破壊などの影響が相当でています。 海

■大問題その8---有害廃棄物の越境移動

 有害廃棄物の越境移動とは、廃棄物が国境を越えて発生国以外に運ばれることをいい、特に1980年代後半以降、先進国から開発途上国へ有害廃棄物を輸出する事例が増加したことにより、地球的規模での国際問題として認識されるようになりました。有害廃棄物の越境移動が行われる理由としては、廃棄物の発生国における処理コストの上昇や処分容量の不足等が指摘されており、移動先において廃棄物が適切に処理・処分されない場合が多いことから、深刻な環境汚染につながっています。 ゴミ

■大問題その9---開発途上国における環境問題

 開発途上国のうち工業化が進んでいる国では、先進工業国を上回る程度の大気汚染や水質汚濁が発生しており、しかも、将来的に悪化する傾向にあるといわれています。また、それ以外の国でも、環境資源の不適切な管理により森林減少や砂漠化などの問題が深刻化しています。 その理由として、ごみ処理施設、上下水道等の社会基盤や法制度の不備などがあげられますが、多くの開発途上国では資金、人材、技術、経験などが不足しているため、その解決には国際機関や先進国の協力が必要となっています。世界一の大国である中国が引き起こす環境破壊は現在も相当ないきおいで続いており、わかっていても誰も注意できません。

だからアールワンでは、こういう結論に達しています。

 私たちのような小さな会社が一社で環境問題の何を解決できることなどありません。かといって世界中の人が対岸の火事扱いしたら、私たちは子孫に顔向けができないでしょう。排ガス規制をクリアしたトラックを使用すること、普段から消費電力が落ちるような努力をすることはあたりまえのことだと考えています。その他に積み上げていけること。それは普段から意識を持てる人をひとりずつでもいいから情報発信して作っていくことではないでしょうか?このホームページのこの文章もそのひとつだと考えています。

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